神奈川県茅ヶ崎市W様邸 ウッドデッキ・転倒防止＆介護用手すり事例

茅ヶ崎市にお住まいのＷ様から、庭にウッドデッキを作って、玄関前と裏口に手すりを取り付けたいとご相談をいただき、女性一級建築士がお話を伺いにおじゃましました。

お母さまが骨折して入院しておられるとの事で、退院したお母さまが玄関や勝手口の出入りをしやすいように、手すりを取り付けたいとのお話です。

また、お母さまに日々の生活を楽しんでもらえるよう、庭にウッドデッキを作りたいとのご希望でした。「ウッドデッキがあれば、母が近所の人とおしゃべりを楽しんだりできるかな、と思って。」と仰るＷ様に、担当女性一級建築士は「こんな親孝行の息子さんがいて、Ｗ様のお母さまはお幸せですね・・」と感動したそうです。

ご提案した内容はこちらです。

リビング前のお庭スペース全体にウッドデッキを張ってウッドテラスにします。

お庭にあったミカンの木は枯れていたので処分しますが、お母さまがミカンの木がお好きだという事で、もう一度新しく植え直すことになりました。既存のツツジと新しいミカンの木がウッドデッキの穴の下から生えているように見えるデザインで作ります。

玄関アプローチの階段にステンレス製の手すりを取り付けました。

手すりがあると階段の昇り降りも楽ですし転倒防止になります。これでＷ様のお母さまには安全に玄関を出入りしていただけます。

こちらはお庭の工事の様子です。雑草を全て取り除いて土の状態に戻し、防草シートを敷き詰めます。このようにウッドデッキの下をきちんと雑草対策すれば、ウッドデッキの下に草が生え、板の隙間から草が飛び出して来ることはありません。

ウッドデッキの土台ができたら床板を張ります。ウッドデッキ材はハードウッドのイタウバ材を使用します。イタウバは固くて丈夫なので、塗り直しのメンテナンスをせずとも30年以上長持ちします。またハードウッド材の中でもササクレやトゲが出にくく手触りが良いので、ご年配の方や小さなお子さんにも安心してお使いいただけます。

ウッドデッキが完成しました。草だらけだったお庭がおしゃれなウッドテラスに生まれ変わりました。既存のツツジと、今回新たに植えたＷ様のお母さまがお好きなミカンの木がウッドデッキの下から顔を覗かせています。

ウッドデッキの穴から植木が生えているように見えるこのデザインはオシャレなだけでなく、管理が楽というメリットもあります。水や肥料は穴から与えられますし、葉が落ちたらホウキで掃けば良いのでお掃除が簡単です。

勝手口の前には、昇り降りしやすいようにステップと手すりを取り付けました。これで安全にウッドデッキに昇り降りしていただけます。

当初、Ｗ様は退院されたお母さまが車椅子で出入りできるようにスロープを作ってバリアフリーにすることを考えていらっしゃいましたが、お母さまの回復が予想以上に良かったそうで、今回はスロープではなくステップにする事になりました。

「ウッドデッキ材のことや予算の事など、女性一級建築士さんに色々相談にのってもらえて良かったです。草だらけだった庭に素敵なウッドデッキができたので、ここで母にゆっくり過ごしてもらって、ミカンが生ったら収穫したりして楽しんでもらえたらと思います。」とＷ様は大変喜んでくださいました。

草取りから開放されてお手入れが楽になる工夫や、お庭を改造して日々の生活を豊かにするアイデア、生活スタイルに合わせたリフォームのご相談を承りますので、グリーンパトロールの女性一級建築にお気軽にご相談ください。