藤沢市にお住まいのA様邸は、湘南よみうり新聞の「住まいの相談室」にご相談いただいたのがきっかけです。自宅兼事務所の新築工事を建築業者に依頼したところ、家の中の工事が終った時点で、A様が希望していたものとかけ離れた出来具合に「このままでは家の外もおかしな風にされしまう!」と危機感を抱かれ、「住まいの相談室」に相談してこられたのです。
その建築業者への不信感が決定的になったのは、玄関前のデザインでした。「玄関を出たら道路を通行している人とすぐに目が合うので、目が合わないようにして欲しい」と依頼したところ、出来上がってきたのがこの半透明パネルの目隠しでした。殺風景でオシャレの微塵も感じられないそのデザインに愕然とし、「もうこの業者ではだめだ」と思われたのだそうです。
そこで、玄関へのアプローチ、駐車場などの外構と、ウッドッキ・ウッドフェンスの施工を、グリーン・パトロールに全て任せていただくことになりました。ご提案した案がこちらです。
玄関を出たときに道路の通行人と目が合わないように、道路からの目線を遮る高さまで塀をつくります。ただし閉鎖的にならないようにデザインに工夫を凝らします。 また、塀はアイボリー系オフホワイトのタイルをデザイン貼りしてエレガントな雰囲気にします。
工事が始まりました。建築業者が取り付けた半透明パネルの目隠しは撤去して塀をつくっていきます。
玄関前には、排水のますや水道の止水栓の蓋などがたくさんありました。これを見えないようにうまく隠しますので、楽しみにしていてくださいね。
A様のお宅は事務所と自宅の併用住宅ということで、手前に事務所の玄関ドア、奥に自宅の玄関ドアがあります。二つのドアの間に門扉をつくりました。これで、他人が出入りする仕事のスペースと、プライベートなスペースが分けられ安心できます。玄関ドアの色に合わせた、シルバーの親子門扉です。
階段横の袖壁には花壇をつくります。階段を上がり降りする度に可愛らしい草花が目に入って、見た人の心を和ませることでしょう。
また、雨が降っても玄関前で傘が閉じられるように、ひさしを取り付けました。明るく圧迫感がないよう、柱なしのシースルーのひさしにしました。
目隠しの壁も出来上がりました。普通の業者なら真四角の壁をつくる所でしょう。その方が簡単だし、タイルなどの枚数が稼げて儲かるからです。しかしグリーン・パトロールは違います。「玄関前が閉鎖的になるのが嫌だ」と仰っていた奥様のご希望を叶えるため、この部分をカットし開放感あるデザインにしました。儲からなくても手間を惜しまずお客様のご期待に沿う、それが私どもの考えです。
明り取りの小窓にはガラスブロックをはめ込み、ポストは横に並ぶ小窓にデザインを合わせて縦向きにしました。いかにもポストという感じでないところがオシャレですね。
敷地の角には木を植栽しました。目隠し効果があるのはもちろん、敷地の角に木を植えると目の錯覚で敷地が広く見えるんですよ。ちょっとしたテクニックです。
玄関前にたくさんあった排水のますや水道の止水栓の蓋はすっかり隠れました。一見何も無いように見えますが、色々秘密が隠されています。排水のますは花壇の下に埋めて隠し、止水栓の蓋は上に床タイルを貼って必要に応じて取り外しできるようにしました。
駐車場はまだ何もしていない状態でしたので、整地をし、アプローチに続く手前の部分は、アプローチと同様のアイボリー系とオフホワイトのタイルを張りました。奥は車を止める部分ですのでコンクリート打ちをして、レンガでちょっとアクセントをつけました。
本来なら垂直水平にする袖壁を斜めにデザインしたことでとても開放感が出ました。さらに壁を全面タイル貼りにせず、可愛い小窓や格子を入れたので、樹木の周囲に風が通り緑も目に入り、ナチュラルで優しい雰囲気になりました。
開放感があって高級感ある仕上がりに、奥様も大変喜んでいただけました。
次は玄関の反対側。お隣との境界にウッドデッキとウッドフェンスをつくります。
お客様が大切にされている、新築前から植えてあったミカンの木をそのまま動かさず、ウッドデッキとうまく融合させます。
また裏通路は、雑草に悩まされることのないよう、防草シートと砂利で雑草対策を施します。ご提案内容はこちらです。
1階と2階にウッドデッキをつくります。ウッドデッキはお部屋の中から見るともう一部屋あるように見え、空間に広がりが出ます。お隣の窓から家が丸見えで、お隣も気にされて白いフェンスをつくられていましたが、しっかり目隠しできるよう、こちら側にもウッドフェンスをつくります。
駐車場とその奥にある外階段のスペースには、オーストラリアンレンガのラインを作ってちょっとオシャレにします。
外階段のスペースを抜けるとウッドデッキになりますが、ここには、散歩から帰ってきたワンちゃんが足を洗って家の中へ入れるよう、水場をつくります。
1階が暗くならないように、デッキ材を全体にはらずに、人が乗っても大丈夫な明り取りの格子を一部に使いました。
ウッドデッキが完成しました。以前はお隣の窓からの視線が気になっていましたが、ウッドフェンスの目隠し効果でプライバシーが保たれるようになりました。お隣のフェンスと合わせると2重です。
ミカンの木が植わっている箇所は、ウッドデッキを四角くくり抜いて、ウッドデッキの下から生えている感じにしました。2階からミカンの実を収穫できるようになっています。
ウッドデッキの奥には1メートルの間隔で互い違いにウッドフェンスを立てました。1枚ものにして塞いでしまうと、家の周りを行き来できなくなりますが、こうすることで、ウッドデッキの方から見ると1枚もののフェンスが立って目隠しをしているように見えつつ、実はあいていて通路を行き来できる、という工夫です。
ウッドフェンスは通常、洋風のお宅には斜め格子のラチスフェンスをよく用いるのですが、A様のお宅は和のテイストが入った、古民家風の和洋折衷住宅でしたので、室内の和の雰囲気に合わせて井桁格子のウッドフェンスにし、モミジを植えました。ウッドフェンスの色も、木の雰囲気を大切にした室内のインテリアに合うよう、自然の木の色に近いものを用いました。
A様はさっそくウッドデッキに椅子とテーブルを置かれ「ここでお茶を飲んだり本を読むのもいいわね」と喜んでくださいました。自然の雰囲気を大切にした温かみのある、くつろぎの空間が完成しました。
★ウッドフェンスなら、希望通りの高さで作れます!★
奥様の目線にちょうど合わせたり、微妙な高さに微調節したり、ウッドフェンスは手作りなので、お好きな高さで自由に作れます。
例えば、お隣の2階の窓からリビングの中が見下ろされて丸見え・・という場合、高さが4メートル程の特殊なフェンスを作れば全く覗かれる心配がなくなります。
ところがいざそのフェンスを作ろうとすると、材料になる柱の長さが足りないためにすぐには作れないのが現状ですが、弊社では特注柱を使用して高さ4メートルまでのフェンスを作ることが可能ですので、プライバシー確保でお悩みの方はご相談ください。
グリーン・パトロールの雑草対策工事は、経験と技術のある造園職人が行い、下地の整地から使用する防草シートの品質まで徹底的にこだわっています。
防草技術に自信があるので、施工後万が一防草シートの下や隙間から雑草が生えてくる事があれば無料で対応致します。
ご相談・お見積もりは無料ですし、当社はしつこい営業も致しません。安心してお気軽にご連絡ください。