神奈川県鎌倉市にお住まいのK様とのお付き合いは20年間以上になります。最初に洋風庭園の庭づくりのお手伝いをさせていただいて以来、ずっとお庭の管理を任せていただいております。
リフォーム雑誌にも紹介された、K様邸の素敵な洋風庭園、イングリッシュガーデンづくりと、その後の造りの事例をご紹介します。
青々とした芝生と、各種の花が咲き誇るK様のお宅。本格的なイギリス風建築の住まいと、それに合う洋風庭園がご希望でした。
奥様のお話では「これまでは本当に殺風景な庭でした。主人も私も植物が大好きで、花の咲き乱れる庭にしたいと考えていました。イギリスの英国風ガーデンにあこがれてよく雑誌を見ては夢を膨らませていました。」とのことでした。
建物も理想のイギリス風建築になり、今回の洋風造園工事で、K様念願の庭づくりをお手伝いできた事をこちらも大変嬉しく思っております。ガーデンパラソルの下で素敵になったお庭を眺めながら憩いの一時を過ごしていただきたいです。
まず、隣地の駐車場や道路からの目隠しを兼ねて、コニファーの生垣を設置しました。
これまで、テラスから車庫へ至るアプローチは、コンクリート平板を並べただけの殺風景なものでしたが、オーストラリアンレンガを敷きつめたおかげで、大変素敵になりました。コニファーもオーストラリアンレンガも、素朴で温かなイギリスの庭がお手本です。
「庭全体をデザインしていただいたので、庭の奥まで利用できるようになり、庭が広くなったように感じます。」と奥様。
「特に庭と畑の境界線が自然でとても気に入っているんです。週末は庭いじりを夫婦で楽しむようになりました。」と、とても喜んでいただけました。
アプローチ手前のポンプ付きの樽は車庫の屋根の雨水を溜めて、庭のまき水にとご主人がご自身でイギリスから取り寄せたそうです。
「建物と庭の緑が溶け合うような雰囲気にしたい」というご希望でしたので、レンガ積みの外壁に沿うよう、ネットフェンスのバラ棚をつくりました。
奥様とご主人が夢見ておられたイングリッシュガーデンが完成しました。新しいお庭でガーデニングを楽しむ週末のお二人の微笑ましい姿が想像されます。
そしてその後も、芝生の手入れや草むしり・剪定など、お庭を美しく保つための維持管理をさせていただいておりましたが、ある時奥様から「チューリップの球根を植える場所が欲しいんだけど・・」とのご相談をいただきました。
チューリップは、土の深さが30センチ以上ないと良い花が咲きません。しかしK様邸は岩盤の上に建っていて、地面を掘ると10センチ程で硬い岩盤にあたる地形でした。
土の部分が少いですし、岩盤の地形は水はけも悪いため、チューリップをお庭にそのまま植えてもうまく育たない可能性がありました。
そこで、深さ30センチ以上の土を確保できるよう、背の高い花壇をつくってはどうかとご提案しました。
花壇をつくる場所は、新たにスペースをとるとお庭が狭くなってしまうので、コニファーが植わっているスペースをうまく活かすことを思いつきました。なぜならそこはちょうど「きれいに直したい場所」でもあったからです。
コニファーの根元は、芝生が生えず土がむきだしになっています。これはコニファーの陰になって芝生に陽があたらないのと、水はけが悪く水がたまるため、この部分だけ芝生が育っていないのです。
コニファーの根元を取り囲むように花壇をつくれば、芝生が生えていない土の部分を隠せますし、さらに新たに花壇のスペースを確保する必要もないため、一石二鳥だと考えたのです。 この提案に奥様は「それはいいアイデアね。お庭の土地活用をよく考えたデザインね。」と快諾していただきました。
工事が始まりました。花壇に使用するレンガは、四角い穴があいているレンガです。普通のレンガには穴があいてません。これは花壇用のレンガではなく、門袖や塀に使うレンガで、レンガの穴に基礎から伸びる縦の鉄筋を通して、コンクリートを流し込むことができます。 するとレンガは一面の壁のようになり強度が増し、土の圧力(土圧)がかかってもくずれない、強い花壇になるのです。
普通の植木屋さんに頼めば、通常のレンガを使用するところでしょうが、つくるのは、深さ30センチ以上の土が入る背の高い花壇です。土圧に耐え得る頑丈な花壇でないといけないと考えました。門袖や塀をつくる外構工事を手がけているグリーンパトロールならではの丈夫な花壇です。
最後に、穴のあいてないレンガを一番上に乗せれば完成です。
花壇が完成しました。コニファーの手前や横にチューリップを植えるスペースがあります。芝生が生えずに土がむきだしになっていた部分が、花壇として生まれ変わりました。
K様にはお庭の管理を任せていただいているので、都度出てくるお悩みやご要望に、お庭のプロとして色んなアイデアでお応えしています。例えば、お仕事が忙しく水遣りをする暇がないお二人のために、自動潅水装置を設置したり、お庭の雰囲気を壊さないオシャレな倉庫をつくったりなど。
お庭がどんどん快適になって、お客様に喜んでいただけると、私どもも大変嬉しく思います。
芝生のお庭の管理は確かに大変ですが、例えば「草が生えたらわれ先に抜く!一番先に抜いた人の勝ち!」と家族で競うなど、楽しみながら管理すると良いと思います。
これからもお客様のご希望に沿えるよう、地域密着のお庭のプロとして努めて参りたいです。
グリーン・パトロールの雑草対策工事は、経験と技術のある造園職人が行い、下地の整地から使用する防草シートの品質まで徹底的にこだわっています。
防草技術に自信があるので、施工後万が一防草シートの下や隙間から雑草が生えてくる事があれば無料で対応致します。
ご相談・お見積もりは無料ですし、当社はしつこい営業も致しません。安心してお気軽にご連絡ください。