鎌倉市にお住まいのO様からお庭のウッドデッキについてご相談をいただき、住環境アドバイザーのわたくし狩谷昌伸と、一級建築士の資格を持つ女性デザイナーのハナオカがお宅に伺いました。
中古住宅を購入して3年が経ち、そのままにしておいた庭をそろそろきれいにしたいと思われ、グリーンパトロールのホームページを見てご相談くださったそうです。
門扉の交換をしたい、アプローチにある階段をスロープにしたいなど、エクステリア全般に関して色々ご希望がおありでしたが、まず最優先すべきは、雑草だらけの芝生の庭にウッドデッキを作りたいというご希望でした。
リビングの前にはウッドデッキ代わりに濡れ縁が3枚並べて置いてあり、濡れ縁の下もその周りも雑草がたくさん生えていました。
お庭にはもともと芝生が植えてあったそうですが、どんどん生えてくる雑草に芝生が負けてしまったようで、庭一面草だらけになってしまったそうです。
雑草の生えない手入れが簡単な庭にして、きちんとしたウッドデッキを作って、バーベキューなどを楽しみたいというお話しでした。
O様は実は既に何社か見積もりをされており、それらの会社から「ウッドデッキを人工木で作ってはどうか」と勧められていたそうです。
木粉にプラスチック樹脂を混ぜ合わせて作った人工木ウッドデッキ(樹脂木ウッドデッキ)は、プラスチックなので腐らず長持ちし、手軽にウッドデッキを楽しめるというメリットがありますが、時が経つと色とびや割れが出てくる場合もありますし、夏場は裸足で歩けないほど高温になり、逆に冬はとても冷たくなるというデメリットもあります。
何より、ウッド(木の)デッキと言いながら、木本の自然の木の温もりを感じることができないというのは寂しいと私は思います。
加えて私が一番気になったのは、正確な長方形でなく台形になっているお庭の形でした。このスペースに、既製品の人工木ウッドデッキをはめ込んでもきちんと収まらないからです。
既製品の人工木ウッドデッキは長方形か正方形にしか作れないので、小さく作れば地面が余りますし、大きく作ればアプローチ側にはみ出します。
そこで私は、天然木で作ることをお勧めしました。天然の木であれば、職人の技でいくらでも形を調整することができ、O様邸のお庭の形にぴったり収まるウッドデッキを作ることが出来るからです。
O様は私の提案を気に入ってくださり、天然木のハードウッド製ウッドデッキを作ることに決まりました。ご提案した平面プランはこちらです。
工事が始まりました。まず雑草を取り除き、芝生をはがして下地を整地します。
次に防草シートを張って、雑草対策します。こうして土に当たる日の光をカットすれば雑草は生えてきません。防草シートが敷き終わったら、束石を並べて基礎の床組みをし、床材をはっていきます。
苦労したのは、階段の部分です。台形の土地にぴったり収まるよう、目地で調整しながら階段を作ります。
建物とアプローチが平行でないため、階段の一番上の段を台形にしないと収まりません。熟練職人の技が光ります。
玄関のすぐ横に水栓があったのですが、30年くらい使用した古い物だったので、奥様のご希望でこちらを処分して、新しい水栓を作ることになりました。
「どうせ新しく作るならシャワー水栓にしたい」との奥様のご要望で、シャワー水栓を設置することになりました。
見た目の良いオシャレなシャワー水栓にすれば、オブジェとしても使えるので、洗練されたデザインのかっこいいシャワー水栓にしました。
海から帰って来たら、すぐにここで足やからだを洗うことができます。海まで歩いて5分の立地に建つO様のお宅にぴったりです。湘南らしくて素敵ですね。
新しいシャワー水栓は、元々あった玄関の脇ではなく、配管を分けて水道を引っ張ってきて、排水溝の側に設置しました。ここなら水をジャバジャバ使っても、排水溝に流れるので玄関が水浸しになる心配はありません。
シャワー水栓を設置した場所は元々花壇だった場所です。花壇の枠に使われていたレンガを活用し、シャワー水栓の足元をオシャレに仕上げました。
新しいお庭とウッドデッキが完成しました。
建物とアプローチが平行でない、不規則な台形のお庭にぴったりと収まっています。既製品の人工木デッキではこうはうまく収まりません。
ウッドデッキの材料はハードウッドの「イタウバ」を使いました。硬くて丈夫で耐水性に優れたハードウッドは、防虫・防腐薬剤を塗布しなくてもシロアリなどの虫害や腐食に強いので、塗り直し等のメンテナンスが不要です。
そんな耐久性に優れたハードウッドの中でも、木自身が油分を多く含みしっとりとした木肌の「イタウバ」を使いましたので、トゲやササクレが出やすく靴を履いてしか歩けないイペやウリンと異なり、素足で安心して歩けるウッドデッキになりました。さらにグリーンパトロールが使用するのは、イタウバの中でもさらに油分が多く耐久性に優れた、パラー州産のイタウバなので、ノーメンテナンスで30年以上長持ちします。
ちなみに、ウッドデッキの下から出た防草シートは、当方で見えないように切ってきちんと仕舞うこともできましたが、O様から「あとは自分達で好きにやりたいから、そのままにしておいてください」とのご要望で、このままにしておきました。
完成したお庭とウッドデッキにO様と奥様は大変喜んでくださいました。
新しいウッドデッキでバーベキューパーティも楽しめます。階段部分が椅子やテーブル代わりにもなり、便利です。
お庭にウッドデッキを作りたいなと思われている方は、グリーン・パトロールにお気軽にご相談ください。住環境アドバイザーの狩谷昌伸が、お客様のお庭の形やライフスタイルにぴったりのウッドデッキをご提案いたします。
※グリーンパトロールの一押しデッキ材!イタウバ(パラー州産)について詳しくはこちら
グリーン・パトロールの雑草対策工事は、経験と技術のある造園職人が行い、下地の整地から使用する防草シートの品質まで徹底的にこだわっています。
防草技術に自信があるので、施工後万が一防草シートの下や隙間から雑草が生えてくる事があれば無料で対応致します。
ご相談・お見積もりは無料ですし、当社はしつこい営業も致しません。安心してお気軽にご連絡ください。