愛犬をリード無しで自由に遊ばせたい庭施工事例 ～神奈川県鎌倉市 H様邸

「最近犬を飼いはじめました」と仰る鎌倉市のＨ様からお庭リフォームのご相談をいただき、女性一級建築士がお話を伺いにおじゃましました。

Ｈ様のお宅には既に人工木のウッドデッキがありましたが「人工木だと夏に暑くなるので犬が可哀そうだし、この広さだと犬を遊ばせるには狭いので、天然木のウッドデッキを付け足して広くしたい」とのお話です。また「ウッドデッキで犬がリード無しで自由に過ごせるよう、ウッドフェンスで囲いたい」とご希望いただきました。

奥様が「ウッドデッキをこれくらいの位置まで広げたいと思っています」と棒を置いて示してくださいました。それを元に、使い勝手や予算面を話し合ってちょうど良い大きさをご提案した最終の平面プランがこちらです。

既存の人工木ウッドッデッキを拡張する形で天然木のウッドデッキを設置し、周りをウッドフェンスで囲みます。また壁面からタープを四角くきれいに張るための柱を2本設置します。

素材は塗り直しのメンテナンスをしなくても30年以上長持ちすると言われシロアリなどの害虫にも強いハードウッドのイタウバ材を使用します。ハードウッドの多くはササクレやトゲが出やすく靴を履いて歩かなければケガをする可能性がありますが、ブラジルのパラー州産イタウバは油分が多く含まれておりしっとりとした木肌なので、ササクレやトゲが出にくく愛犬に優しいウッドデッキ素材です。

工事はウッドデッキとウッドフェンスの基礎作りからスタートします。

工事が始まる前、事前にＨ様から「先にタープ用の金具を壁面に取り付けてもらえないか」とご相談いただいておりましたので、工事担当の責任者が現場確認を行う日にタープ用の金具を準備してご挨拶に伺いました。

夏本番を迎え取り急ぎ日影を作って暑さをしのぎたいという奥様のご希望を伺い、現場を確認の上壁面にタープ用の金具を取り付けました。Ｈ様はとても喜んでくださって、「先日金具をつけて頂きお蔭様でタープを張って快適です。どうも有難うございました。」とのメールを後日送ってくださいました。

ウッドデッキは、床下に防草シートを敷いて雑草対策を行ってから基礎となる束石と束柱を設置し、床板を張ります。

タープを四角くきれいに張るための柱と兼用するため、ウッドフェンスのこの柱を1本だけ長く作りました。柱の先端にはタープ用の金具を取り付けます。

奥様のこだわりが詰まったウッドデッキとウッドフェンスが完成しました。既存の人工木ウッドデッキだけでは手狭でしたが、拡張して広くなり囲いも出来たので、愛犬がリード無しで自由に遊べます。素材も天然木なので、人工木ウッドデッキのように夏に暑くならず快適に過ごすことが出来ます。

ウッドフェンスは床板から1,200mmの高さで作りました。Ｈ様のお宅の前の道路はバスが通っていて人通りが多く外からの視線が気になっていたそうですが、Ｈ様のお宅は道路から高い位置に建っているので、この高さでも道路を通る車や人からの目隠し効果が十分あります。目隠し効果はあるけれど圧迫感は無い、ちょうど良い高さに作りました。

ウッドデッキとお庭を繋ぐこちらの白いトビラは、Ｈ様がご自宅にあった物を取り付けてくださったものです。突っ張り棒タイプの扉なのですが、壁までの横幅が足りなかったので、ウッドデッキを作った際の角材をご提供して応急処置として使ってもらいました。

壁面に取り付けた金具からタープを綺麗に四角く張るための柱も完成しました。1本はウッドフェンスの柱と兼用で1本は外側に建てました。夏に高温になる人工木ウッドデッキだけだったお庭に、天然素材の快適なウッドデッキと過ごしやすい日陰のある憩いの場が出来ました。

お庭にあったテーブルと椅子をウッドデッキの上に置いたら、カフェのテラス席のように素敵になりました。ウッドデッキをぐるりと囲む形でウッドフェンスを建てたので、愛犬をリード無しで自由に遊ばせることができます。

Ｈ様は今後、ウッドデッキに犬小屋を置く計画なのだそうです。ウッドデッキで愛犬が遊んでいる姿をお茶を飲みながら眺めるＨ様の姿が目に浮かびますね。愛犬が外で気持ちよく過ごせる場所が出来たとＨ様は大変喜んでくださいました。

またウッドフェンスの目隠し効果にも喜んでくだり「お蔭様で目の前のバス通りからの視線も気にならなくなり、もっと早くお願いすればよかったなぁと思いました。」と仰ってくさいました。

このように、愛犬がリード無しで自由に遊べる「ペットの庭・犬のための庭」を作りたいと考えていらっしゃる方は、グリーン・パトロールの女性一級建築士にご相談ください。お客様の環境やニーズに合った素敵なプランを女性ならではの細やかな視点でご提案させていただきます。

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