庭や外構に防草シートを使用して砂利をまく場合、かかる費用はいくらくらいでしょうか?砂利敷きと防草シートのコストや利点・欠点など、雑草対策として砂利と防草シートを検討する際に知っておくと有益な庭づくりの情報やアイデアを、住環境アドバイザーと女性一級建築士が提供いたします。
庭外構の防草シートと砂利敷き 価格 費用 料金の相場
雑草対策の基本は、土の部分への日光の侵入を遮断することです。その手段として、砂利敷き、レンガ張り、タイル張り、石張り、コンクリート打設などが考えられますが、手軽かつ広範囲に適しているのは砂利敷きです。
庭や外構において、防草シートと砂利を敷く場合の施工費用や価格は施工方法や業者により異なりますが、一般的な相場について株式会社グリーン・パトロールの場合の費用をご紹介いたします。
①基本の防草シートと砂利敷きの価格 費用 料金の相場
雑草の除去費用 | 0円~/㎡ |
---|---|
防草シートの敷き詰め費用 (防草シート+作業費用+アフターフォロー※弊社の場合) | 3,000円~/㎡ |
砂利撒き費用 (砂利+作業費用) | 2,500円~/㎡ |
雑草の除去費用
お庭と外構の雑草対策工事は、雑草を根っこから全て取り除く作業から始まります。雑草の除去費用は、お庭と外構の広さや状態によって金額が変動します。
既存の雑草が全く生えていない場合は費用が発生しません(0円)が、メヒシバやカタバミなどの雑草が密生している場合は、「3,000円/1㎡」の撤去費用が発生します。また、ドクダミやスギナなどの地下に根が張る雑草が密集している場合は、「1万円以上/1㎡」かかる可能性がありますので、具体的な金額については依頼する業者さんと相談し、確認が必要です。
防草シートの敷き詰め費用
防草シートの敷き詰め費用は、使用する防草シートのグレードによって金額が異なります。
グリーン・パトロールでは、公共事業で使用される厚みのある高品質な防草シートを使用しています。そのため参考費用は「1㎡あたり3,000円~」となります。
グリーン・パトロールの雑草対策工事は、経験豊富で技術に優れた造園職人が担当し、下地の整地から使用する防草シートの品質に至るまで細部にわたりこだわりを持っています。防草に関する技術に自信を持っており、施工後にもし防草シートの下や隙間から雑草が生えて来た場合は、無償で対応いたします。
砂利撒き費用
砂利を敷く費用は、選ぶ砂利の種類によって変動します。
コストパフォーマンスが優れているおすすめの砂利は、神社で使用されているものと同じ種類の砂利です。この場合、参考費用は「1㎡あたり2,500円~」となります。
②お庭の土地が平らではない場合に追加でかかる価格 費用 料金の相場
整地費用 | 3,000円~/㎡ |
---|
お庭の整地費用は、元々地面が平坦な場合は不要ですが、でこぼこした表面のお庭では整地(転圧)が必要となります。
整地の作業は、ランマーやプレートなどの器具を使用して土地を均一に整え、締め固める作業を行います。
③庭土を減らさないといけないお庭に追加でかかる価格 費用 料金の相場
掘削費用 | 1,000円~/㎡ |
---|---|
残土処分費用 | 1,500円~/㎡ |
お庭に防草シートと砂利を敷くことで高さが増す場合、敷地が高いお庭では既存の土を掘り取る必要が生じます。
特に高い敷地で雨が降ると砂利が隣家の敷地に流れ出る可能性があり、隣りのお宅に迷惑をかけてしまいます。このような状況を防ぐためには、既存の庭土を掘り取り、新たに砂利を敷くスペースを作る必要があります。この掘削費用と掘り取った土の処分に伴う残土処分費用が発生します。
残土処分費用は、搬出方法によって変動します。例えば、通路が狭くて機械が通らない場合や、人力での搬出が必要な場合は、費用が増加する可能性があります。
④水はけの悪い土地の場合に追加でかかる価格 費用 料金の相場
砕石・転圧費用 | 1,600円~/㎡ |
---|
ぬかるんでいる土地や粘土質な敷地では、水はけが悪くなります。このような場合には、砕石を使って転圧し地面を平らに整える砕石・転圧の作業費用がかかります。
水はけの悪いお庭に直接防草シートと砂利を敷くと、2~3年で地面が凹凸(でこぼこ)になってしまいます。土地が柔らかいため、人が歩いただけで地面が凹んでしまい、歩かなくても雨水の影響ででこぼこになります。
不均一な地面は歩きにくく、つまずく危険性が生じるだけでなく、防草シート同士の接着面が剥がれ、そこから雑草が生える可能性があります。これを防ぐためには、砕石を敷き詰めて転圧し、地面を平らに締め固める必要があります。
庭外構の防草シートと砂利敷き 価格 費用 料金の相場 Q&A
お庭と外構の砂利敷きに関する費用・料金・金額・値段・価格について、お客様からよくいただくご質問をご紹介します。
Q.費用を削減したい場合、できるだけ安価な砂利を使用すればよいですか?
安価な砂利は角がとがっているため、歩きにくく特に小さな子供が転倒した際にケガをする危険性があります。さらに、尖った砂利同士がぶつかることで細かく砕け砂化するので、雑草の生育が促進される可能性があります。そのため、安いとはいえ角のとがった砂利は庭に敷くのには適さないのです。
お勧めするのは、神社でよく使用される丸い形状の砂利です。角が尖ってない砂利は歩きやすく価格も手頃であるため、神社のような広い敷地に使用されています。
Q.費用を節約するために、砂利の厚さを薄くすることは可能でしょうか?
砂利は防草シートを固定する「重し」としての役割も果たしています。砂利の厚みが不足すると、台風などの強風で設置した防草シートが剥がれる可能性があります。
同時に、砂利は太陽光からの劣化を抑制する「耐光性」も発揮します。防草シートは日光にさらされることで劣化が進みますが、砂利を適切な厚みで敷くことで、防草シートが直接日光を受けるのを防ぎ、その劣化を軽減します。
Q.防草シートを使用すれば、雑草の発生を抑制できますか?
でこぼこの土地にそのまま防草シートを敷くなど、適切な作業を行わずDIYで防草シートを敷くと、2~3年で防草シートの繋ぎ目や端から雑草が生えてくる可能性が高いです。
防草シートを隙間なく敷き詰める作業は非常に難しく、プロの造園職人であっても経験や技術が必要な作業です。また、防草シートの品質や厚みも結果に影響を与えます。
Q.防草シートと砂利敷きは工事の後、手入れが必要ですか?
厚みのある高品質なプロフェッショナル向けの防草シートを使用すれば、防草シート自体の寿命は30年から40年に及ぶため、防草シートを破って雑草が生える心配はありません。
しかし、外部から風に乗って砂や植物の種が飛来すると、細かい砂が防草シートと砂利の間に溜まり、目詰まりが生じる可能性があります。砂利の石と石の隙間では雑草の発芽がなかった場合でも、砂が溜まって隙間がなくなると雑草が発芽することがあります。
防草シート上に生えた雑草は根が浅いため、小さいうちに抜くことが望ましいですが、砂利の目詰まりが発生した場合は、約10年ごとに砂利を入れ替えるメンテナンスを行うと目詰まりが解消され、雑草の生えにくい状態が維持されます。(砂が頻繁に飛来する環境では、4~5年ごとにメンテナンスが必要な場合もあります。)
適切な整地や防草シートの敷設が最初にプロによって行われていれば、メンテナンスは防草シートそのものをやり直す必要はなく上の砂利だけを入れ替えるだけで済むため、費用を抑えることができます。
砂利敷きからウッドデッキ、レンガ・石張り、コンクリートまで、お庭の広い範囲で雑草対策や有効な庭リフォーム方法にお悩みの方に、おすすめの提案をご紹介いたします。詳しくみる
グリーンパトロールには女性の一級建築士が7人もいます。建物の構造の全てを知り尽くしている一級建築士が、お庭や住宅のお悩みやご相談を伺いに駆けつけます。
女性級建築士は「女性だから話しやすい」「使い勝手の良いアイデアはさすが女性」「『ここをもう少しこうして』という希望が言いやすい」と、特に奥さま方から喜ばれています。
主婦目線の使いやすさや、オシャレなデザインなど、女性のセンスを活かしたアイデアが大好評。
女性一級建築士ならではの細かい気配りで、ご家族が快適に過ごせるお庭や住宅をサポートいたします。お気軽にご相談ください。
雑草が生えない管理が楽なペット·犬の庭他、オシャレで自慢したくなるお庭多数!
グリーン・パトロール施工事例集
グリーン・パトロールの雑草対策工事は、経験と技術のある造園職人が行い、下地の整地から使用する防草シートの品質まで徹底的にこだわっています。
防草技術に自信があるので、施工後万が一防草シートの下や隙間から雑草が生えてくる事があれば無料で対応致します。
ご相談・お見積もりは無料ですし、当社はしつこい営業も致しません。安心してお気軽にご連絡ください。