庭にシンボルツリーを植えて、おしゃれで心地よい空間を作りませんか?シンボルツリーは、庭や住まいの雰囲気を引き立てるだけでなく、実用性や季節感も楽しめる特別な存在です。
このサイトでは、シンボルツリーの基本から、選び方や重視すべきポイント、さらにおすすめのシンボルツリー10選をご紹介します。
また、初心者でも安心して取り組める植え方の手順や費用の目安、メンテナンスのコツも解説。理想のシンボルツリーを見つけて、暮らしに潤いをプラスしましょう!
家や庭の個性を引き立てる存在
シンボルツリーとは、庭や建物の前庭に植える木の中でも特に目を引き、象徴的な役割を果たす木を指します。
その家や庭の個性や雰囲気を引き立てるために選ばれることが多く、住宅のデザインや周囲の環境に調和するよう考慮されます。シンボルツリーは庭全体の構図の中心としても機能し、訪問者に印象を与える重要な存在です。
実用性や家族と共に育てる楽しみも
また、シンボルツリーはただ見た目だけでなく、日陰を作る、目隠しになる、季節感を楽しむなど、実用的な役割を果たすこともあります。
家庭の庭で「家族の象徴」として大切にされることも多く、長い年月をかけて育てていく楽しさも魅力の一つです。
②シンボルツリーの選び方
シンボルツリーは庭や家の象徴で、デザイン性や機能性、管理のしやすさを考慮して選ぶことが大切で、調和の取れた木を選ぶことで、長く楽しめる素敵な庭を作ることができます。以下に、シンボルツリーを選ぶ際に考慮すべき点をご紹介します。
1. 庭や建物との調和
シンボルツリーは庭や建物全体のデザインに調和するものが理想的
例えば、和風の庭では落ち着いた雰囲気に合う木が求められ、洋風やモダンなデザインの庭では華やかでスタイリッシュな樹木が好まれます。
また、庭の規模に応じて木の大きさや形状も選び分けることが必要です。
庭や建物の背景色、周囲の景観と木の色や質感が馴染むようにすることで、自然で美しいバランスが生まれます。
デザインだけでなく、家族や訪問者に与える印象も考慮することで、庭全体の雰囲気が引き立ちます。
2. 管理のしやすさ
庭の管理を楽にするため、手入れが少なくて済む木がおすすめ
成長が遅く剪定の頻度が少ないものや、葉や花びらが大量に落ちない樹種は特におすすめです。落ち葉の掃除は季節によっては負担になるため、なるべく葉が散りにくい種類を選ぶと日常の手間が減ります。
また、枝が細かく伸びる種類や、根が広がりすぎる種類は避けると管理が楽です。植える前に手入れの頻度や特徴を確認し、ライフスタイルに合った選択を心がけましょう。
3. サイズの適合性
植えた当初の見た目だけでなく、将来的にどれくらいの大きさに成長するかを考えることが重要
シンボルツリーは、成長しすぎると建物の壁や屋根に影響を与えたり、隣家の敷地に枝が侵入するトラブルにつながることもあります。
植える場所の広さや、家からの距離、日照条件などを十分に確認し、成長後も庭全体がバランスよく見えるようなサイズに成長する樹種を選びましょう。剪定で管理できる範囲かどうかも重要なチェックポイントです。
4. 季節感の楽しみ
季節の移り変わりを感じられるものを選ぶと庭の魅力がさらに高まる
春に花を咲かせるシンボルツリーは訪問者にも華やかな印象を与えますし、秋に紅葉や実を楽しめるシンボルツリーは季節感を演出してくれます。
樹木がもたらす季節の変化は、見た目の美しさだけでなく、家族で花や実を愛でたり収穫する楽しみも生みます。庭に季節ごとのアクセントを加えることで、より豊かな庭の表情を楽しむことができます。
5. 目的に応じた機能
シンボルツリーは見た目だけでなく、目的に応じた機能性も重要
例えば、日陰を作ることで夏の暑さを和らげたり、目隠しとしての役割を果たすことでプライバシーを守ることもできます。
また、植える場所に応じて風除けや防音の効果も期待できます。庭の用途や必要性に応じて、常緑樹や落葉樹を選ぶのもポイントです。
シンボルツリーを単なる装飾としてではなく、機能面でも庭の一部として活用すると、より満足度が高まります。
6. 病害虫への耐性
できるだけ病害虫に強い種類を選ぶ
シンボルツリーは、できるだけ病害虫に強い種類を選ぶことで、管理の負担が大幅に軽減されます。病害虫に弱い木は頻繁に薬剤散布や特別なケアが必要となるため、忙しい方には不向きです。
また、地域の気候や土壌に適している種類を選ぶことで、樹木が健康に育つ環境を作ることができます。
樹木を選ぶ際には、耐病性や育成条件を事前に確認し、地域の植栽に詳しい専門家に相談するのも良い方法です。
以上のポイントを総合的に考慮し、庭全体のバランスや自分のライフスタイルに合ったシンボルツリーを選ぶことで、長く愛着を持って育てられる木を見つけることができます。
③シンボルツリー選びのポイント
シンボルツリーを選ぶ際は、それぞれの木が持つ特徴やメリット・デメリットを理解し、様々な視点から検討することが大切です。
デザイン性や手入れのしやすさ、機能性などを考慮しながら、自分が庭に何を求めるかを明確にし、優先順位をつけることが、シンボルツリー選びのヒントになります。
見た目重視⇒オシャレで流行に合う木を選びたい場合
シンボルツリーのデザイン性にこだわり、流行や洗練された見た目を重視する
オシャレなシンボルツリーを選びたい場合、樹形が美しく整っている木や、季節ごとの変化が楽しめる木が人気です。
例えば、四季を通じて緑が鮮やかな常緑樹や、春に華やかな花を咲かせる木がよく選ばれます。
最近ではシマトネリコやオリーブなど、シンプルでモダンなデザインに合う木が流行しています。
また、海外の庭で取り入れられるような種類は、洋風の家との相性も抜群です。シンボルツリーが庭のアクセントとなり、訪問者に良い印象を与えるポイントになります。
剪定の負担を減らしたい⇒成長が遅く扱いやすい木を選ぶ
手入れの手間を抑えたい人向けの、成長が緩やかで管理しやすい種類の選び方
剪定の手間を減らしたい場合、成長の遅い木を選ぶことが大切です。成長が速い木は頻繁に枝が伸びてしまい、剪定の手間が増えます。
例えば、ソヨゴやイヌマキなどは成長が緩やかで、剪定の回数を抑えることができます。
また、樹形が自然に整う木を選べば、見た目を保つための剪定作業が少なく済むのもメリットです。
事前に植えるスペースに合ったサイズを確認することで、後々の管理の負担を軽減できます。
季節を楽しみたい⇒花や実が魅力的な木を選ぶ
花が咲いたり実がなったりする木を通じて、四季折々の変化を楽しみたい場合
花や実を楽しみたい場合は、四季折々の変化がある木を選ぶと庭が賑やかになります。
例えば、春に花が咲くハナミズキや、秋に実をつける柿やレモンやキウィフルーツなどは、見た目も楽しく収穫する楽しみがあり、家族で楽しめます。
ただし、花や実が落ちる時期の掃除が少し手間になる可能性があるため、スペースや掃除の頻度を考慮して選ぶと良いでしょう。
掃除が楽な庭にしたい⇒手入れの手間が少ない木を選ぶ
落ち葉や花びらの掃除が少なく、管理が簡単な庭を作りたいときの選び方
常緑樹は葉が落ちないと思われがちですが、実際には春と秋に葉が入れ替わり落葉するため、落ち葉の掃除に関しては、落葉樹と常緑樹には意外と差がありません。ただし、落葉樹が秋に一斉に葉を落とすのに比べて、常緑樹は分散して葉が落ちるため、目立ちにくく掃除が楽に感じられるという場合があります。
掃除のしやすさを重視する場合は、葉の大きさや種類も考慮すると良いでしょう。例えば、葉が小さいツゲやサザンカはかき集める手間が多い一方、サンゴジュやタイサンボクのように葉が大きい樹木は掃除がしやすいです。
また、花や実が多く付く木は落ちた際の掃除が大変になるため、負担を軽減したい場合は避けるのが賢明です。一方で、キンモクセイのように花が小さく散っても目立たない木なら、掃除の手間を気にせず楽しむこともできます。掃除の楽さを重視しながら、庭に合った木を選ぶことが重要です。
日当たりとスペースを考える⇒植える場所に合った木を選ぶ
日当たり条件や庭のスペースに適した木を選ぶ
植える場所の日当たりやスペースに応じた木を選ぶことも重要です。日向を好む木と日陰でも育つ木があるため、庭の条件を考慮して選びましょう。
例えば、日当たりの良い場所には明るい緑が映える木が適しています。一方、北側や建物の陰になる場所には、ソヨゴやアオダモなどの耐陰性のある種類を選ぶと健康に育ちます。
また、庭のスペースに適した木を選ぶことも重要です。狭い庭に大きく成長する木は不釣り合いで管理が難しい場合もありますし、根が広がりすぎる木は、他の植物を圧迫したり、建物の基礎や配管に影響を及ぼす可能性があります。
例えば、クスノキやケヤキは広い庭には適していますが、狭い庭には不向きです。庭全体の調和を保つには、庭の大きさや条件を考慮し木を選ぶことが大切です。
木が安定して成長し、生存するために必要なバランスを保つため、樹木の地上部分の大きさと根の大きさは同じだということをご存知ですか?
地上部分は光合成を行い、成長に必要なエネルギーを生み出します。一方、根は水分や栄養を吸収し、地上部分を支える役割を果たします。
このため、地上部分が大きくなるほど、根も比例して広がり、地上と地下で均衡を保つことで、安定した成長を続けるのです。
地上部分の枝や葉を剪定して小さくすることによって、根も同じように自然に小さくなります。根の広がりを抑えるためには、剪定が欠かせないのです。
プライバシーを確保したい⇒目隠し効果の高い常緑樹を選ぶ
視線を遮る機能を持ち、目隠しとして使える常緑樹を活用
目隠し目的でシンボルツリーを選ぶ場合、常緑樹で葉が密な種類がおすすめです。
常緑樹は一年中葉が茂っており、落葉樹のように秋にすべての葉が一気に落ちることはありません。葉は春と秋に入れ替わるように落葉するため、視線を遮る効果が途切れることがありません。
また、カシノキやヤマモモ、カクレミノ、 ヒサカキなど葉が密に茂る種類を選べば、一年を通じて庭の美しさや統一感が途切れない状態を保ちながら、プライバシーをしっかり守ることが出来ます。
トラブルを防ぐ庭づくり⇒病害虫に強い木を選ぶ
樹木には、病害虫への耐性が高い木、低い木がある
病害虫に強い木を選ぶことで、健康的に育てやすくなります。病害虫に弱い種類は、アブラムシやカイガラムシがつきやすく、管理が大変です。
例えば、サクラは美しい反面、病害虫がつきやすいため注意が必要です。一方、一方、ソヨゴやキンモクセイ、フェイジョアなどは比較的病害虫に強く、薬剤散布の頻度を減らせるため初心者にもおすすめです。
選ぶ際には地域の気候や土壌に適した種類を検討すると良いでしょう。
④おすすめシンボルツリー10選
以下に、庭を美しく彩り、実用性や管理のしやすさを兼ね備えたおすすめのシンボルツリー10本をご紹介します。それぞれの特徴や魅力を知り、理想の庭木選びに役立ててください。
1.ソヨゴ
ソヨゴってどんな木?
モチノキ科の常緑中高木で、高さは4~10m程度まで成長します。葉は光沢のある楕円形で、縁に細かい鋸歯があります。春に小さな白い花を咲かせ、雌木は秋に赤い実をつけます。
耐陰性があり、日向から半日陰まで適応します。温暖な地域で特に育ちやすい木です。
ソヨゴのおすすめポイント
ソヨゴは成長が遅いため、剪定の手間を最小限に抑えたい方に最適です。また、半日陰でも育つため、日当たりが十分でない庭でも元気に育てられるのが魅力です。
さらに、秋につく赤い実が庭のアクセントとなり、四季の変化を楽しむことができます。実をつけるのは雌木だけなので、雌木と雄木の組み合わせを工夫すれば、より豊かな庭づくりが可能です。ソヨゴの実は、落ちる量が多すぎず掃除の負担が少ないのも魅力です。
2.サルスベリ
サルスベリってどんな木?
ミソハギ科の落葉小~中高木で、高さは2~7m程度。ツルツルとした樹皮が滑らかで剥がれるため「猿も滑る」と言われる由来となっています。
(サルスベリは一般的には武者立ち(一本立ち)の木が多いですが、上の左側の写真のサルスベリは、デザイン性を重視した株立ちのサルスベリです。)
葉は小さく楕円形で対生し、6月中旬から10月中旬にかけての花が少ない時期に4か月間、赤や赤、ピンク、白、紫などの花が咲き続けます。耐暑性が高く、日当たりの良い場所を好みます。
サルスベリのおすすめポイント
サルスベリは、夏から秋にかけて長く花を咲かせるため、庭に色鮮やかな華やかさを与えます。花色が豊富で、庭の雰囲気に合わせて選べるのも魅力です。
幹が滑らかで独特な模様があり、花が咲いていない季節でも見た目を楽しめます。また、「武者立ち」と呼ばれる美しい樹形をつくりやすく、庭全体に立体感を加える効果も期待できます。
高さを抑えたい場合は、樹高が1m程度の矮性の品種がおすすめです。また、掃除の手間が少ないため、手入れが苦手な方でも育てやすい木です。
3.常緑ヤマボウシ
常緑ヤマボウシってどんな木?
常緑ヤマボウシはミズキ科の常緑樹で、高さ3~8mほどに成長します。葉は光沢のある卵形で厚みのある革質が特徴です。
初夏には白やクリーム色の苞が花のように見える部分を形成し、秋には甘い食べられる赤い実をつけます。この実は生で食べるほか、ジャムやデザートにも利用できます。
常緑ヤマボウシのおすすめポイント
常緑ヤマボウシは、温暖な地域で育てやすく、1年を通じて緑を保ち冬も葉を落とさないため、目隠しや庭のアクセントに最適な木です。初夏には白い花を咲かせるため、単調にならず季節感も楽しめます。
落葉樹のヤマボウシと比べて管理が簡単で、剪定の頻度が少ないのも魅力です。関東地方で流行している木でもあり、モダンなデザインの住宅や庭にもよく調和します。庭の見栄えと実用性を両立したい方に最適な樹木です。
4.常緑エゴノキ(トキワエゴノキ)
常緑エゴノキ(トキワエゴノキ)ってどんな木?
エゴノキ科の常緑樹で、高さは5~8m程度まで成長します。葉は楕円形で濃い緑色、光沢があり、枝ぶりが柔らかくしなやかです。
春から初夏にかけて小さな白い花を下向きに咲かせ、果実は緑色から秋にかけて熟します。耐陰性があり、半日陰でも育ちます。
常緑エゴノキ(トキワエゴノキ)のおすすめポイント
トキワエゴノキは通年緑を保ちながら、可憐な白い花を楽しめる木です。常緑で目隠し効果が高く、プライバシーを保ちたい庭にも最適です。
また、成長が緩やかで剪定の頻度が少なく済むため、忙しい方でも手軽に育てられます。
エゴノキ特有のしなやかな枝ぶりと清楚な花が庭を上品に演出し、他の樹木にはない自然な美しさを提供します。手間をかけずに目隠しと華やかさを両立したい方におすすめです。
5.ハイノキ
ハイノキってどんな木?
ハイノキ科の常緑小高木で、高さは3~6m程度まで成長します。葉は細長い楕円形で、やや垂れ下がるように生えるため、優雅な印象を与えます。
春に白い小花を咲かせ、控えめながら自然な美しさがあります。比較的湿潤な環境を好む傾向があります。
ハイノキのおすすめポイント
ハイノキは控えめながら上品な佇まいで、他と調和しつつ個性を感じさせるシンボルツリーです。株立ちの樹形が自然な趣を加え、成長が遅いため剪定の手間が少ないのも魅力です。
春には白い可憐な花を咲かせ、細かい葉が柔らかな日陰をつくり、暑い季節でも涼しげな雰囲気をもたらします。
さりげない存在感で庭全体のバランスを整え、上質で落ち着きのある空間を演出します。
6. ジュンベリー
ジュンベリーってどんな木?
バラ科の落葉樹で、高さは2~4m程度の小高木です。葉は卵形で、春には白い花を咲かせ、夏には赤い果実をつけます。
果実は食用可能で、甘みと酸味がありジャムやデザートにも利用されます。秋には鮮やかな紅葉を楽しめます。
ジュンベリーのおすすめポイント
ジュンベリーは、花、実、紅葉と、四季折々の変化を楽しみたい方におすすめの木です。春の白い花は庭を明るく彩り、初夏に赤く熟す実は収穫する楽しみを与えてくれます。
さらに秋には鮮やかな紅葉で、庭全体に季節感を演出します。樹形が自然に整うため、剪定の手間が少なく、管理が簡単です。
庭に自然な美しさと豊かさを加えたい方、季節の移ろいをしっかり感じたい方にぴったりな樹木です。
7.アメリカハナミズキ
アメリカハナミズキってどんな木?
ミズキ科の落葉中高木で、高さは4~10m程度まで成長します。葉は卵形で先が尖り、春には花のように見える苞をつけます。苞の色は白やピンク、赤などがあります。
耐暑性があり、温暖な地域で育てやすいのが特徴です。樹形は株立ちや一本立ちに整えることができます。
アメリカハナミズキのおすすめポイント
アメリカハナミズキは、四季の変化を存分に楽しめる庭木です。春には大きく美しい花を咲かせ、秋には紅葉と赤い実で庭を彩ります。
湘南地域では、近年「株立ち」という繊細な樹形が流行しており、ナチュラルな雰囲気を持つ庭木として人気です。
独特の柔らかい印象が庭を洗練された空間に仕上げます。四季の景観を重視しつつ、流行を取り入れたモダンな庭づくりを目指す方におすすめです。
アメリカハナミズキ(Cornus florida)とハナミズキ(Cornus kousa)の大きな違いは、開花時期です。
アメリカハナミズキは北アメリカ原産で、丸みを帯びた総苞片が特徴的。4~5月に桜の後に咲き、果実は大きめで鮮やかな赤色です。
ハナミズキは東アジア原産で、日本を含む地域で自生。尖った総苞片を持ち、5~6月に咲き、赤い実をつけます。
8.オリーブ
オリーブってどんな木?
モクセイ科の常緑小~中高木で、高さは3~7m程度まで成長します。葉は細長い楕円形で、表面は灰緑色、裏面は銀白色で独特の質感を持ちます。
6月頃に小さな白い花を咲かせ、条件が良ければ果実をつけます。乾燥に強く、日当たりの良い場所を好みます。
オリーブのおすすめポイント
オリーブはモダンな雰囲気の庭にぴったりの木です。灰緑色の葉がシンプルでおしゃれな印象を与え、洋風の家や庭に特によく馴染み、乾燥に強いため育てやすく、初心者にもおすすめです。
オリーブは樹高と横幅が同じ長さになる性質があるため、放っておくと横幅が広がり過ぎてしまいます。剪定で樹形を整えることで、庭全体の景観を美しく保てます。
庭のアクセントとしても、また目隠しとしても役立つ万能な木で、デザイン性と実用性を両立できます。
9.ユーカリポポラス
ユーカリポポラスってどんな木?
フトモモ科の常緑高木で、高さは5~15m程度まで成長します。葉は丸みを帯びたハート型で、シルバーグリーンの色味が特徴的です。
成長が早いため、定期的な剪定が必要ですが、樹形が個性的で存在感があります。乾燥に強い木で、温暖な地域で育てやすいです。
ユーカリポポラスのおすすめポイント
ユーカリポポラスは、丸い葉の形とシルバーがかった色合いが特徴的で、庭に個性的な印象を与えます。最近注目を集めており、トレンドを意識した庭づくりを目指す方に最適です。
乾燥に強く、育てやすいため、忙しい方でも手軽に育てられるのが魅力です。成長が早いので定期的な剪定は必要ですが、スタイリッシュで現代的な庭のアクセントとしておすすめです。
10.ブラシノキ
ブラシノキってどんな木?
フトモモ科の常緑小高木で、高さは3~5m程度まで成長します。葉は細長く硬めで、青緑色の光沢を持っています。
初夏から秋にかけて赤いブラシのような花を咲かせるのが特徴です。耐暑性が高く、日当たりの良い場所で育つ木です。
ブラシノキのおすすめポイント
ブラシノキはそのユニークな花の形が目を引く木で、庭に個性を加えたい方におすすめです。赤いブラシのような花は独特の存在感を持ち、庭を華やかに彩ります。
常緑樹であるため、年間を通じて庭の景観を保つことができ、育てやすく丈夫なため、初心者でも安心して楽しめます。人と違ったシンボルツリーを求めている方にぴったりの選択です。
細かく分かれた葉が繊細で美しく、涼しげな印象で人気があるシマトネリコですが、手入れの頻度を減らしたい方にはあまり適していません。
シマトネリコは、植えた当初は良いのですが、成長が非常に早いため、数年で大きくなりすぎてしまいます。
そのため、樹形を維持するためには頻繁な剪定が必要となり、剪定の手間や費用がかかります。また、管理を怠ると庭全体のバランスが崩れることもあります。
これらの特徴から、忙しい方や庭木の管理にあまり時間や費用を割けない方には適さない場合があります。
⑤シンボルツリーの植え方
植えたいシンボルツリーが決まったら、次はどのようにして植えるかを考える番です。シンボルツリーをお庭に植えるには、自分で植える方法と業者に依頼する方法があります。
自分でシンボルツリーを植える方法
植える場所を慎重に選ぶ
自分でシンボルツリーを植える場合、まずは植える場所を慎重に選びましょう。木が大きく成長することを考慮して、建物や他の植物との間隔を十分に取ることが大切です。
場所が決まったら、根鉢の2~3倍の幅と深さで穴を掘ります。このとき、穴の底を平らに整え、掘り出した土に腐葉土や堆肥を混ぜて栄養を補うことで、木が根を張りやすい状態を作ります。
根鉢を正しく植える方法
木を植える際には、根鉢の上面を地表と同じ高さか、少し高めに調整すると、根腐れを防げます。植えた後、土の中に空隙が残ると植物に悪影響を及ぼすので、水決めをして土の中の空間を無くします。植えた後は支柱を立て、木をしっかり固定します。支柱は風や重みによる倒壊を防ぎ、木がまっすぐ成長する手助けになります。
水やりとマルチング
最後に、根鉢を切ってたっぷりと水を与えて土を落ち着かせ、根元にマルチング材を敷いて土の乾燥を防ぎます。
自分で植える作業は手間がかかる反面、木を育てる楽しさを存分に感じられるメリットがあります。丁寧な準備と手順を守れば、健康で立派なシンボルツリーに育てられます。
業者に依頼してシンボルツリーを植える方法
庭や植物の事を良く分かっているプロに依頼
木の植樹を業者に依頼する場合は、造園業者など、庭や植物の事を良く分かっているプロに依頼するのがおすすめです。プロの知識と技術を活かして、シンボルツリーを最適な方法で植えてもらえます。
まず、土壌の状態や植える場所の条件を確認し、木が健康に育つような準備をしっかり行います。根が大きい木や重量のある木でも、専用の工具や重機を使って安全かつ効率的に作業してくれるため、個人では難しいケースでも安心です。
木選びとデザイン相談
さらに、木の選定や庭全体のデザインについてもアドバイスを受けられるのが大きなメリットです。庭の広さや家の外観に合った木を提案してもらえるので、初めてシンボルツリーを選ぶ方でも理想の仕上がりを実現できます。
また、植えた後のケアについても相談できるため、長期的に木を楽しむためのアドバイスを得られます。
費用と安心感を比較
業者に依頼する場合、費用は木のサイズや作業内容に応じて異なりますが、シンボルツリーの場合は一般的には十万円程度が目安です。時間や手間を省き、完成度の高い庭を目指したい方に最適な選択肢です。
自分で植える楽しさを優先するか、プロの安心感に頼るか、ライフスタイルや予算に応じて選びましょう。
⑥シンボルツリーの費用
シンボルツリーの費用は、木の種類やサイズ、植え方によって大きく異なります。購入費用だけでなく、植えた後の管理費用も考慮することが大切です。ここでは、シンボルツリーの費用に影響を与える要素や具体的な金額の目安について詳しく説明します。
1. 購入費用
木の種類や大きさで価格が異なり、数千円から高額なものまで
シンボルツリーの価格は、木の種類や大きさによって幅があります。小さな苗木であれば数千円から購入できますが、成長が進んだ樹木や人気のある品種は1万円から10万円を超えることもあります。特に希少価値が高い木や、美しい花や実をつける木は高額になる傾向があります。
2. 植え付け費用
業者に依頼すると準備や作業の手間を省けますが費用が発生
木を植える際に業者に依頼する場合、植え付け費用が追加されます。この費用には、植えるための準備(土壌改良や穴掘り)、木の運搬費、重機を使用する場合のコストなどが含まれます。一般的な植え付け費用の目安は1万円から5万円程度ですが、大きな木や難しい場所での植え付けではさらに高くなることがあります。
3. 管理費用
剪定や害虫駆除の手間を減らす木選びがコスト節約の鍵
シンボルツリーを植えた後も、維持管理の費用がかかります。剪定や施肥、害虫駆除などのお手入れを自分で行う場合は材料費のみで済みますが、造園業者に依頼する場合は、1回数千円から数万円程度がかかることがあります。また、成長の早い木や病害虫に弱い木は管理の頻度が高くなるため、長期的な維持費も考慮しましょう。
費用を抑えるポイント
苗木の購入や地元で育てやすい木でコストを軽減
費用を抑えたい場合は、小さな苗木を購入して自分で植え付ける方法がおすすめです。また、成長が遅く、管理の手間が少ない種類を選ぶことで、長期的なコストを抑えることができます。さらに、地元で育てやすい木を選ぶことで病害虫の被害を軽減し、管理費用を節約することが可能です。
投資としてのシンボルツリー
庭と住まいの価値を高め、長期的に楽しむための投資
シンボルツリーは、ただの木ではなく、庭全体の雰囲気や家の価値を高める重要な存在です。費用はかかりますが、適切な選択と管理を行うことで、長く楽しむことができます。購入費だけでなく、植えた後の手間やランニングコストをしっかり考えることで、自分のライフスタイルに合ったシンボルツリーを選ぶことができます。
シンボルツリーの選び方と予算を慎重に計画し、庭をより魅力的な空間にしましょう。
⑦シンボルツリーのメンテナンスの方法
シンボルツリーを美しく健康に保つためには、適切なメンテナンスが欠かせません。剪定や水やり、肥料の管理など、日々のお手入れで庭の中心となる木を長く楽しむことができます。
1. 水やりの基本
適切な頻度と量で木の健康を維持
水やりは木の成長に欠かせません。特に植え付け直後の若木は根が定着するまで定期的にたっぷりと水を与える必要があります。成木になると自然の降雨でも育ちますが、真夏や乾燥が続く季節には補水が必要です。水やりのタイミングは朝か夕方が理想的です。
2. 剪定で形を整える
枝を整え木の成長をコントロール
剪定は木の形を美しく保つために欠かせません。成長が早い木は毎年、遅い木は2~3年に一度剪定を行うと良いでしょう。枯れた枝や交差した枝を切り落とすことで、日当たりと風通しが良くなり、病害虫の発生も抑えられます。
3. 肥料で元気をサポート
適切な時期に栄養を与え木を元気に
肥料は木の健康を保つために重要です。成長期である春と秋に、樹木専用の緩効性肥料を根元に与えます。肥料を与えすぎると逆効果になることがあるため、適量を守ることが大切です。定期的に肥料を補うことで、葉が青々と茂り、花や実のつきも良くなります。
有機肥料は、堆肥や油かすなどの自然素材から作られ、土壌中の微生物が分解することでゆっくりと栄養が供給されます。このため、土の保水性や通気性を改善し、持続的な土壌改良が期待できます。
一方、化学肥料は人工的に作られた無機物から成り、速効性があるため短期間で効果が出やすいのが特徴です。成分が安定しているため、栄養量を計算しやすい反面、過剰に使用すると土壌や環境に負担をかけることもあります。そのため、用途に応じて使い分けるのが理想的です。
4. 病害虫の予防と対策
早めの発見と適切な対応が大切
木の健康を脅かす病害虫には注意が必要です。定期的に木を観察し、異変があれば早めに対応しましょう。病気には剪定や薬剤散布、害虫には捕殺や防虫ネットが効果的です。また、木の周辺を清潔に保つことで病害虫の発生を抑えられます。
5. 季節ごとのお手入れ
季節に応じたケアで木を美しく保つ
木のメンテナンスは季節によって異なります。春には新芽の成長を助ける肥料、夏には水やり、秋には葉の掃除と剪定、冬には防寒対策を行いましょう。年間を通じた計画的なケアが、シンボルツリーを健康で美しい状態に保つ秘訣です。
⑧シンボルツリーのまとめ
シンボルツリーの役割
庭にシンボルツリーを植えることで、住まい全体の雰囲気が大きく変わります。シンボルツリーは、庭の中心的な存在として景観を引き立てるだけでなく、家族や訪れる人々に季節感や癒しを提供します。庭に一本の木があるだけで、空間に特別な魅力が生まれ、暮らしに新たな彩りを加えることができます。
選び方のポイント
シンボルツリーを選ぶ際には、庭の広さや日当たりだけでなく、自分のライフスタイルに合った木を選ぶことが大切です。「おしゃれさ」や「成長の遅さ」、「落ち葉の少なさ」、「目隠し効果」、「病害虫への強さ」など、何を優先するかを考えると、理想的な木が見つかります。選び方次第で、お手入れの手間を減らしつつ、長く楽しめる木を選ぶことができます。
植え方と費用の検討
シンボルツリーの植え方には、自分で植える方法と業者に依頼する方法があります。自分で植える場合は費用を抑えつつ、植える楽しさを味わえます。一方、業者に依頼すれば、専門的な知識で最適な場所や方法を選び、安全に植えてもらえるメリットがあります。購入費用や植え付け費用、管理費用を含め、長期的な視点で予算を検討することが大切です。
メンテナンスで長く楽しむ
シンボルツリーを美しく健康に保つには、適切なメンテナンスが欠かせません。植えた直後の水やりや、定期的な剪定、病害虫の予防が重要です。また、肥料を与えることで、木の成長をサポートできます。木ごとの特徴に合わせてお手入れを行うことで、木が持つ魅力を最大限に引き出すことができます。
長く愛される庭づくり
シンボルツリーは、庭の景観を超えて住まい全体の価値を高める投資といえます。適切な木を選び、丁寧に育てることで、庭が家族にとって特別な場所になります。また、手間をかけるほど愛着が湧き、庭で過ごす時間がさらに豊かなものになるでしょう。
シンボルツリーは、庭に特別な個性をもたらし、暮らしを豊かにしてくれる存在です。選び方、植え方、メンテナンスを工夫し、自分に合ったシンボルツリーを見つけることで、毎日がより楽しく、心地よい空間を作ることができます。理想のシンボルツリーを育て、庭と住まいをさらに魅力的なものにしてみませんか?
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